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自動車部品に使われる絞り加工とは?

絞り加工とは金属板成形法の中の1つで、一枚の金属の薄板から円筒・角筒・円すいなど、さまざまな形状の底付容器を作る加工法のことを言います。 成形された製品につなぎ目のないことが特徴です。本加工の特徴から、様々な製品の部品加工に使用されており、自動車部品にも使用されています。

そこで今回は、自動車部品の絞り加工の特徴から当社の製品事例をご紹介していきます。

目次

1. 自動車部品に使用される部品とは?

1-1 自動車部品の種類

主に自動車部品は、車体、内装、電装、エンジン、駆動、制御の6つに分けられます。下記にて、それぞれについて説明いたします。

車体
乗客・荷物を乗せる部分、ボディー
内装
フロントパネル、天井やドア
電装
カーナビなどの電気装置
エンジン
動力を生み出している人間でいうところの心臓
駆動
エンジンの力をタイヤに伝えるもの
制御
アクセル、ブレーキなどのエンジンの力を制御するもの

また、主に工場で製作される自動車部品は、エアーバック、ワイパー、バックミラー、シートベルト、ライトなどがあります。

1-2 絞り加工を使用した自動車部品の種類

それでは絞り加工を使用した自動車部品にはどのような種類があるのでしょうか。基本的に、絞り加工で製作される部品の形状は、円筒・角筒・円すいです。そのため、エンジン用のタンク、インジェクタ、スロットルなどのサイズが小さいものになります。

特に、自動車部品では軽量化へのニーズが非常に高く、材質としてアルミを使用することがあります。しかし、アルミはシワ・割れが起きやすい性質があり、自動車部品の製作において技術が求められます。しかし、当社が得意としている深絞り加工、特に対向液圧成形法では、シワ・割れ、板厚減少も抑えて製作することができます。

そこで下記にて、当社の自動車部品の事例についてご紹介いたします。

2. 当社の製品事例の紹介

自動車用レギュレータタンク

材質:アルミニウム
板厚:2.0mm

【特徴】

自動車用レギュレータタンクのアルミ深絞りの試作品。板厚減少率を10%以内に抑える、対向液圧プレスで加工。3ピースのタンクを深絞りにより2ピース化に部品点数と工数削減を狙いました。


自動車用オイルドレンパン

材質:A-5052
板厚:2.3mm

【特徴】

自動車のオイルドレンパンとして軽量化を狙い、自社で設計を行い試作品として開発されました。中央にリブを設けることで底部分の波打ち、変形を極限まで抑えてフラットな底面を実現しています。


3. まとめ

以上より、自動車部品の種類、並びに自動車部品に使用される絞り加工について解説をしてきました。絞り加工.comを運用する加藤製作所では、様々な自動車部品の製作実績がございます。お客様のご要望に応じて、最適な加工方法をご提案させて頂きますので、ぜひ一度ご相談下さい。

複雑な形状の深絞り加工

加工の難しい材質の深絞り

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