技術コラム
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自動機で使用されるモーターカバーの特徴と事例を紹介

1. 換気送風機・ロボット省力機械に使用されるモーターカバーとは?
1-1 換気送風機・ロボット省力機械に使用されるモーターカバーの特性
換気送風機や工場扇、ロボットなど産業用省力機械は全てモーター(電動機)で駆動させています。そのモーターを守る役割を果たしているのが「モーターカバー」です。モーターカバーには長時間使用されるので発熱による排気や劣化防止、内外部からの安全性など様々な機能が要求されます。商品によっては屋外で使用される事もままあるので、耐久性も求められ防錆鋼板や塗装を施すのものが多いようです。
またモーターの品質精度を維持するためにもモーターカバーの中に軸受け機能も有しているものもあります。産業機械で使われるモーターには「モーターカバー」が欠かせない存在となっています。
1-2 換気送風機・ロボット省力機械に採用された当社の深絞り製品
当社のモーターカバーの歴史は古く、1987年より30数年に亘り、大手家電メーカーの換気送風機用に製造を行い、現在に至っています。
モーターカバーはフレーム部とブラケット部に分かれ、中にモーターが内蔵される仕様となっており、カバーの底部にモーターの回転軸がはまるハウジングが取りつく二重構造になっています。材質はステンレス製で板厚も2.8mmと厚く、ハウジングとカバーの内面の嵌め合い交差もH7と高精度が求められる中、当社では対向液圧プレスによりモーターカバーを深絞り成形し、その後ハウジングをカシメ(またはスポット溶接)、最終的には嵌め合い交差を確保するために内面のNC旋盤加工まで全て社内で一貫生産を行っています。
こうした換気送風機やロボットなどの省力機械に使用される高品質なモーターカバーも深絞り加工と機械加工をミックスする事で、大幅な原価低減を実現する事が可能となります。

換気扇モーターカバー 外

換気扇モーターカバー 内

ファンカバー 外

ファンカバー 内
2. 当社の製品事例の紹介
モーターカバー

材質:SPCU
板厚:1.2mm
【特徴】
自動機で使用されるモーター(電動機)のカバーとして、体積をより小さくするために8角形となっています。8角形の円柱形状でも全体がよじれたり8角形の形状が崩れたりすることなくここまでの深さが成型できます。
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