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農業機器の部品加工の特徴について徹底解説

農業機器の部品加工の特徴について徹底解説

1. 農業機械とは

農作業の基本的な作業である「耕す」、「植える」、「収穫する」等に使用される機械全般のことを農業機械といいます。農業機械の分類として圃場機械と農産機械に分類されます。圃場機械はトラクターやコンバインのように圃場で作物を生産するのに使用される機械です。

一方、農産機械とは籾すり機や精米機などの農産物を加工、選別、保管する際に使う機械です。農業機械は時代が進むにつれて機械化が進められており、労働力の軽減、労働時間の短縮、作物生産コストの低減などに大いに期待されております。導入の目的でもある農作業のムリとムダを減らす農業機械は一体どのように製作されているのでしょうか?

2. 農業機械で使用される部品の特徴とは?

圃場機械の代表的なものとして挙げられるトラクターですが、車体前後の動力部には多種多様な作業機を取り付けることで、田畑を耕すことや肥料や農薬を散布することが可能です。トラクターは自動車と同様に、エンジンの始動やライトの点灯のために電気が必要となりますので、電気を蓄えておくバッテリーが搭載しております。

農業機械で使用されているリチウムバッテリーは軽量かつコンパクトで高出力という面から搭載され始めています。しかし、リチウムバッテリーの使用において発熱、発火、発煙に至ることが報告されています。そのような事故防止の為にも、絞り加工を施したバッテリーケースのご使用していただくことをおすすめします。

リチウムバッテリーの発火原因について

まずリチウムバッテリーが発火現象を起こす原因として、微細な異物の混入によるショートが挙げられます。特に、農業機械の使用は土砂などリチウムバッテリーにとって比較的過酷な現場での使用が考えられます。また、農業機械使用の際の事故などによる衝撃がバッテリーに応力をかけることで発火してしまう場合がございます。これらを避けるためにも絞り加工を施したバッテリーケースが必要です。

絞り加工を施したバッテリーケースについて

絞り加工の特徴の一つとして、切削や溶接を行いませんので、バッテリーケース自体にキズやひずみ、シワが無い加工が可能となっております。そのために、バッテリーケースの表面の亀裂等から異物が侵入することが無いために、バッテリーのショートを防ぐことが可能です。

また、絞り加工において部分によっては変形量が大きいために加工硬化が期待できます。さらに、部分によっては冷間鍛造を施されるために、金属レベルで強度が向上します。そのために、外部からの衝撃による応力に対しても対策が可能となっております。

材料について

リチウムバッテリーのケースにはステンレス使用されることが多いです。ステンレスの特徴として、優れた腐食性と加工性に富んでいる点から、ケースの変形が少なく希望する形状の製作が可能となります。ステンレスを絞り加工をすることでより耐久性があり、精度の高い部品を作ることが可能となり、リチウムバッテリーの不安面を拭うことが実現できます。

まとめ

このように農業機械を扱う現場は土砂などに含まれる微細な異物の混入により機械不良を引き起こす場合がございます。そのためにも、農機に関わる部品の選定にはご注意ください。今回はリチウムバッテリーのケースの製作に関わる部品の加工方法をご紹介させていただきました。

加藤製作所は、長年の経験と技術力を活かし、お客様のあらゆるニーズに応える絞り加工を提供します。「プレス加工では無理」と思われていた複雑な形状や難易度の高い加工も、当社の技術力と経験によって実現可能です。絞り加工のことなら、ぜひ加藤製作所にご相談ください。

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