絞り加工のことなら、加藤製作所の「絞り加工.COM」。国内大手メーカーから選ばれ続ける、対向液圧プレス成形による唯一無二の深絞り。

選ばれる理由

about

TOP 選ばれる理由

対向液圧プレス成形

シワやひずみ、割れのない高品質な絞り加工

高品質な絞り加工を実現する「対向液圧プレス成形」

対向液圧成形法は、液体を満たしたダイス内にパンチを用い、液圧を利用して素材をパンチ形状に成形する高度なプレス加工法です。深絞り加工の成形限界を大幅に向上させることを目的として開発され、1990年から自動車業界で本格的に実用化されました。

この対向液圧プレス成形技術では、材料と金型の接触を抑えることで板厚減少やひずみを防ぎ、従来の絞り加工では難しい複雑形状や深絞り加工を可能にします。その結果、シワや割れのない高品質な製品を生産できるだけでなく、多品種少量生産や試作にも柔軟に対応することができます。

当社では、この対向液圧プレス成形技術を駆使し、絞り加工の成形性と品質向上を両立しています。航空機部品や家電製品など、精密加工を必要とするさまざまな分野でその技術力が評価されています。

加圧出力300トンの対向液圧プレス成形機を3台保有

絞り加工.comを運営する株式会社加藤製作所では、昭和58年にアミノ製の対向液圧プレスを導入して以来、30年以上にわたり技術を磨き続けています。現在、加圧出力300トンを誇る対向液圧プレス成形機を3台保有し、国内でもトップクラスの設備力を誇ります。

加藤製作所の対向液圧プレス成形による「絞りの技術力」は、国内外のお客様から信頼をいただいており、家電製品や航空機分野を含む幅広い業界で採用されています。これからも、対向液圧プレス成形技術を基盤に、多岐にわたるお客様の期待に応え、さらなる技術革新に挑戦し続けます。

絞り加工のコストダウン提案

金型設計段階から、多工程絞りプレスを1工程化する提案力

対向液圧プレス成形がもたらすコスト削減効果

対向液圧プレス成形では、金型と材料の接触を抑えることで板厚減少や加工硬化を防ぎ、金型寿命の向上と生産効率の向上を実現します。その結果、従来の工法と比較して、金型コストを大幅に削減できます。

たとえば、自動車部品製造において、アルミブロック材の切削加工からアルミ板材を使用した対向液圧プレス成形に切り替えた事例では、コストを約77.5%削減することに成功しました。このように対向液圧プレス成形は、高品質な製品を生産を維持しつつ、効率的かつ経済的な製造工程のため、お客様に対してもコストメリットを生むことができます。

工法転換と工程短縮でさらなるコストダウンを実現

対向液圧プレス成形は、多工程を必要とする従来の製造プロセスを簡素化し、工程短縮を可能にします。例えば、9工程で行われていたトランスファープレスによる絞り加工を、対向液圧プレス成形で工程に統合した事例では、金型費用を約80%削減するとともに、製品コストも30%削減することに成功しました。

さらに、丸材の切削加工によって製作していた製品を、板材を使用した絞り加工と仕上げ切削加工に工法転換することで、全体のコストを約70%削減することに成功しています。このように対向液圧プレス成形は、工程短縮や工法転換によって、プレス製品の製造プロセス全体の効率化と大幅なコスト削減を実現します。

累計3,000種以上の実績

自動車、家電、パワコン、オイルパン等、幅広い業界で採用実績あります

自動車、家電、航空機等、多様な業界で採用される絞り加工

加藤製作所は、創業以来、累計3000種を超える絞り加工実績を誇り、自動車、航空機、家電、医療機器、電子機器など多岐にわたる業界でその技術が採用されています。絞り加工は、継ぎ目がなく、強度や耐久性が求められる部品に最適な加工法です。特に、圧力や気密性を必要とする部品では、シームレスな構造が実現可能な絞り加工が非常に重要です。また、軽量化や高性能化が求められる製品でも、板厚を効率的にコントロールできる当社の絞り加工技術が広く活用されています。

当社では、多くの業界からの要求に応え、複雑形状や特殊材質に対応した高品質な製品を提供してきました。この実績こそが、加藤製作所が信頼される理由のひとつです。

用途やニーズに応える絞り加工の応用力

絞り加工が幅広い業界で求められる理由は、その応用力と柔軟性にあります。たとえば、圧力鍋や炊飯器の内釜では、圧力に耐える強度と気密性が必須です。航空機や自動車部品では、軽量化とともに板厚変化を最小限に抑えた均一な成形が求められます。また、バッテリーケースのように、気密性と耐久性を兼ね備えた構造が必要な製品にも、絞り加工が多く採用されています。

その他、エンジン部品やオイルパンの試作、レーザー発振器のトランスケース、キャンプ用品といった多様な製品群でも、当社の成形技術が活用されています。このように、用途やニーズに応じた柔軟な製作が可能な点こそ、絞り加工の最大の特長です。

加藤製作所では、試作から量産まで対応可能な技術力と設備を駆使し、様々な業界の課題解決をサポートしています。累計3000種以上の実績で培った技術力を活かして、様々な業界のニーズに応え続けます。

異形状の深絞り加工

複雑形状の絞りプレス加工が実現する、部品一体化によるコストダウン

複雑形状にも対応する異形状の深絞り加工

加藤製作所の異形状深絞り加工は、通常の丸絞りや角絞りを超え、複雑形状の製品にも対応可能です。たとえば、丸形と角形を組み合わせた家庭用暖房機の燃料タンクでは、異形状の深絞り加工を集約し、1工程で加工を実現しています。また、8角形の円柱形状のような複雑形状でも、形状が崩れることなく深絞りが可能です。

さらに、円筒側面への複合平面加工や、よろめき加工(トリミングダイ)による縁切り、球頭状の深絞りなど、多様な形状に対応しています。口絞り加工や板厚の厚いパイプ形状の深絞り、超大物の丸形リングの成形といった、難度の高い加工でも高品質を実現するノウハウを有しています。当社では「プレス加工では無理」と言われる形状にこそ挑戦し、多くの実績を積み重ねてきました。

深絞り+機械加工の融合が生む付加価値

異形状の深絞り加工には、工程数削減やコストダウンを可能にする多くのメリットがあります。対向液圧成形法では、パンチ側での摩擦保持効果とダイス側での摩擦低減効果により、大幅に限界絞り比を向上させることができます。これにより、複雑な形状や加工硬化が発生しやすい難削材の成形が可能となり、品質と精度の向上が実現します。

また、加藤製作所の異形状深絞り加工は、深絞り技術と機械加工を組み合わせた「工程の融合」による付加価値創出を得意としています。これにより、従来の切削加工を前提とした製造プロセスを大幅に効率化し、軽量化やコスト削減にも成功しています。

深絞り技術と機械加工の融合は、高精度と高効率を両立し、さらに製品に新たな価値を付加します。お客様の「こんな形状も可能なのか!?」という期待を超える加工技術で、絞りプレス加工の新たな可能性を切り拓いてまいります。

材質対応力

アルミニウムやステンレス等、軟質材にも硬質材にも対応する絞りプレス加工

アルミ・ステンレスに対応した高精度な絞りプレス加工

加藤製作所は、アルミやステンレスといった異なる特性を持つ材質にも対応した高精度な絞りプレス加工を提供しています。アルミは軽量で加工しやすい一方で、割れや切れが発生しやすい軟質材です。しかし当社の絞りプレス加工技術によって、板厚減少を最小限に抑え、なめらかで美しい外観品質を実現します。アルミの絞りプレス加工品は、軽量化が求められる部品で幅広く採用されています。

また、硬質で加工が難しいステンレスは、シワや割れが出やすいという課題があります。しかし、当社の深絞り技術では、板厚2.8mmの厚物ステンレスでも均一な成形が可能です。モーターカバーや建築用ダクトなどの用途では、切削加工を組み合わせた後工程の効率化により、コストダウンと高精度の両立を実現しています。

当社の絞りプレス加工では、アルミニウムやステンレスなどの軟質材に対して、工程短縮や加工硬化の抑制を実現しています。対向液圧成形法を採用することで、従来の加工法で発生しがちな焼き付きやキズ、板厚変化を最小限に抑える高精度加工が可能です。

チタンをはじめとした、耐熱・耐蝕性の高い超合金にも対応

航空機や医療機器に多用されるチタンは、「軽くて強い」「耐食性が高い」といった特性を持ちながら、加工硬化やスプリングバックが課題となる難削材です。加藤製作所では、対向液圧成形法を活用することで、チタン特有の割れや金型焼き付きといった問題を克服し、球頭状や円柱形の深絞り加工にも対応しています。この技術は、航空機の構造部品やバッテリーケース、医療機器など、高性能が求められる製品で、その威力を発揮しています。

さらに、ニッケル基の超合金インコネルやハステロイといった耐熱・耐食合金の絞り加工も得意としています。これらの材質は、ジェットエンジンや化学プラントの部品に使用される難度の高い加工を要求されますが、当社では独自のノウハウで一貫生産を実現しており、複雑形状や高精度が求められる製品においても、高い品質保証体制にて生産対応いたします。

人と技術の融合で
未来を切り拓く職場環境

全社員の成長と産学連携が生み出す、革新的な絞り加工技術

「モノづくりは人づくりから」全社員が成長できる職場環境

加藤製作所は、「モノづくりは人づくりから」という経営基本方針のもと、若手からベテランまでが切磋琢磨する職場を実現しています。25業種・566のスキルを学べるOJT制度や資格取得支援制度により、全社員がスキルアップを目指せる環境を整えています。また、高齢者も活躍できる「シルバー大作戦」を推進し、年齢を問わずいきいきと働ける会社を目指しています。

産学連携で進化する深絞り技術

加藤製作所では、2022年1月より塑性加工の専門家と連携し、大学や高専とともに深絞り加工技術の向上に取り組んでいます。この取り組みでは、ステンレスの深絞り加工における素材特性、金型油や気温・水温などの作業環境との因果関係、深絞り加工特性の研究等を行い、成形性の向上や不良低減、最適な加工条件の発見、技術の実用化を目指しています。

さらに、大学教授や高専の専門家と毎月テーマを設定し、技術課題を共同で解決する場を設けることで、当社の技術者のスキルアップやリカレント教育を推進しております。これにより、産学連携を通じて新たな製品価値を生み出すとともに、人材育成にも力を注いでいます。

100年以上の信頼

当社は創業100年を超えて地域や社会からも愛される企業をこれからも目指します

一世紀を超える伝統が支える信頼と安心

加藤製作所は、明治21年(1888年)の創業以来、地域に根差した鍛冶屋としてスタートし、135年以上にわたり事業を続けてきました。時代の変化に左右されることなく、伝統を大切に守りつつも、新しい技術や市場への挑戦を怠りません。その結果として、堅実な経営基盤を築き、財務的にも強固な体質を維持しています。

お客様の信頼に応える品質とサービスを提供し続けることで、国内外の多様な産業に貢献してきました。これからも、地域社会やお客様との絆を深めながら、グローバルな視点で絞りプレス加工品をお届けし続けます。

品質と環境への取り組みが支える未来

当社は「品質方針」に基づき、最高の技術でお客様の期待に応え、現場主義を徹底した品質保証体制を整えています。また、JISQ9100認証取得など、多数の品質基準を満たし、航空宇宙や自動車産業など高度な要求に応える製品を提供しています。

さらに、「脱炭素社会の実現」を目指し、カーボンニュートラル推進組織を設立しております。地域社会とともに持続可能な未来を築く企業として、絞りの加藤製作所は、さらなる成長を目指します。

あなたのお困りごとを解決する、
その後押しをいたします

高精度な絞り加工をするためには、
プレス金型の設計・製作体制、加工条件を設定
する技術力、
絞り加工の設備体制、
そして絞り加工に対する深い知見です。
絞り加工.COMを運営する株式会社加藤製作所には、
そのすべてが揃っています。

国内大手メーカーから選ばれ続ける
絞り加工技術が、ここにはあります。
絞り加工でお悩みの際は、
まずは一度ご相談ください。
当社営業担当者が、
あなたのお悩みを解決いたします。

絞り加工のことなら、
加藤製作所の「絞り加工.COM」。
国内大手メーカーから選ばれ続ける、
対向液圧プレス成形による
唯一無二の深絞り。